神奈川県横浜市保土ヶ谷区 K氏邸
横浜市の高台に建つK氏邸は、ヨーロッパ旅行で印象に残っていたホテルやお城のイメージを住まいに反映させた。外観は多角形に張り出した外壁や、一枚一枚微妙に色の異なるレンガ、手づくりのロートアイアンなどがとてもいい雰囲気。
「永く愛されている建物って素材の質感が違いますよね。私たちも予算内でできる限り本物のレンガや大理石、天然の無垢材にこだわりました」。お気に入りの素材と心地よさに包まれたK氏邸。「暮らすほど愛着の持てる家が叶った」。と嬉しそう。
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一面W.モリスの壁紙を採用。遮音性が高く楽器を気軽に弾けるそうだ。
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トイレはイタリアのクラシカルなホテルのように。洗面台や鏡もそのイメージでまとめた。
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いつでも玄関まわりが片付くように、サブ玄関の機能も併せ持つシューズクロークを設けた。
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玄関ホールの床には2色の大理石を斜め張りに。空間に広がりや躍動感を演出した。
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リビングの一部を台形にはりださせ、明るく風通しのいいコーナーに。窓下にはベンチも造作。
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玄関とLDKの間にドアはなくオープンにつながっているが、冷暖房がよく効くという。
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リビング左側の壁には大理石。小さなピースを隙間なく張り込んだ贅沢な仕上げ。照明効果で凸凹感が際立ち、壁面に豊かな表情が生まれる。正面や右側の壁はW.モリスの壁紙でクラシカルにまとめた。床は天然のナラ材で、その色に合わせてこれまで使っていたダイニングテーブルなども新たに塗ってもらったそう。